2008年05月の記事一覧:歓送迎会の司会進行|マニュアル、案内文、マナー


マナー(司会進行役・幹事のマナー)

歓送迎会のマナーについてご紹介します。

歓送迎会の司会進行役や幹事は、イベントの要ともいえるポジションです。

歓送迎会全体の準備や取り仕切り、当日は時間通りに進めること、そしてそれ以外にもマナーに注意しながら、さまざまな役割をこなさなければなりません。

(1)名前、部署名についてのマナー

まず気をつけなければいけないマナーとしては、歓送迎会の主役たち、挨拶される方、そしてその他の参加者などの名前や所属部署名などを、絶対に間違えないことです。

司会者は、歓送迎会のさまざまなプログラムで、参加者を紹介していくことになります。

中には初めて聞く名前、難しい名前、覚えにくい名前などもあるでしょう。プログラムの順番に通りに、しっかりと名前をメモしておきましょう。読み方や部署名は、事前にきちんと確認しておくことがマナーです。

(2)参加者の出番についてのマナー

歓送迎会が中盤から最後の方になってくると、話に夢中になったり、飲みすぎたりで、自分の出番を忘れてしまう人もいます。

司会者は、出番のある方に気を配って、早め早めに声をかけていくのがマナーです。出番になって急に声をかけられて、慌てだす人もいないとも限りません。

司会者は常に会場全体に気を配り、臨機応変な態度いることが大切です。

(3)衣服のマナー

司会進行役や幹事は、当日になって急に大きなプレゼントが届いたり、出し物の準備や荷物の搬入を頼まれたりで、スーツを汚してしまったり、ボタンが取れてしまったりすることがあります。

可能であれば、スーツの着替えや汚れてもよい服を用意しておくことをオススメします。きれいな衣服で人前に出られる心構えをしておくことが、特に司会者としての最低限のマナーです。

乾杯

歓送迎会での乾杯についてご紹介します。

たいていの会合では、会の中ほどに乾杯があります。

そして、乾杯の前にはどなたかの挨拶があり、その挨拶をした方が、そのまま乾杯の音頭をとるケースが多いようです。

歓送迎会では、開会してから、一番最初の方の挨拶があります。会社に残る人(つまり、まだ退職しない人)の中で一番役職が上の人が、この挨拶をする場合がほとんどです。

つまり、一番お偉い方が、一番最初に挨拶をする、ということです。これはどんな会でも同じですね。

そして、その挨拶をした人が、そのまま「乾杯」の音頭をとります。

場合によっては、挨拶をした人ではなく、その次に偉い方(つまり2番目に上の役職の人)が、乾杯の音頭をとる場合もあります。

この挨拶から乾杯への過程は、その会社に代々受け継がれてきた慣例というかしきたりがあると思います。

挨拶は誰、乾杯は誰、ということは、司会の一存で決められることではないようです。

司会は、

「ご挨拶ありがとうございました。
 それでは乾杯に移りたいと思います。
 乾杯のご発声は◎◎部長(●●次長)よりいただきます。
 ◎◎部長、乾杯のご発声をよろしくお願いします。」

という言葉で、乾杯の音頭を促します。

「○○□□△△の前途を祝して、乾杯!!」

乾杯の後には、たいてい大きな拍手が起こります。

司会は、乾杯のすぐ後に

「それでは、しばらくご歓談ください。」

と言いましょう。

プレゼントのオススメ

歓送迎会で、送られる方(退職・転職される方)には、何をプレゼントすればいいでしょうか?

歓送迎会では、花束とともに何かプレゼント(記念品)を贈ることが多いようです。

プレゼントを贈るからには喜んでもらいたいとは思うのですが、実際にどんなものを送れば喜んでもらえるかは、意外とわからないですよね。

男性、女性、上司、部下、同僚など、歓送迎会での送る人と送られる人との関係性によってもプレゼントは変わってきます

(1)歓送迎会で「男性」に贈るプレゼントの選び方

男性へのプレゼントの場合、その人の趣味やコレクションの領域に深く踏み込んだプレゼントだと、好み(こだわり?)などの問題が出てくることが多いようです。

ですから、その年代の人にとっての「定番」のものをプレゼントするのが、まず無難です。

転職や異動などで送別される若い男性の場合は、ネクタイ、シャツ、ペンケースなどのプレゼントがいいでしょう。

定年退職で送別される男性の場合は、髭剃り、喫煙される方ならシガレットケースなどのプレゼントがいいでしょう。

また、奥様に花束やお食事券などを贈るのもいいでしょう。これは送別される本人に渡すのではなく、自宅へ送る、ちょっとしたサプライズです。

「ご主人がご健康で働かれてきたのは奥様のおかげです」「奥様とお二人でお食事されてください」という感謝の気持ちをこめての素敵なアイデアです。

(2)歓送迎会で「女性」に贈るプレゼントの選び方

女性へのプレゼントの場合、まず歓送迎会での花束は必須です。

それにプラスして、出産を機に産休・退職される方なら、出産グッズ、ベビー用品、ベビー服などのプレゼントがいいでしょう。

結婚を機に寿退社される方なら、新生活に必要な食器やインテリアグッズなどのプレゼントがいいでしょう。

その他の理由での退職の場合は、アルバム、写真立て、化粧品、アクセサリーなどのプレゼントがいいでしょう。

歓送迎会のマナー

歓送迎会のマナーについてご紹介します。

歓送迎会は、会社や学校などの団体で、新たに加わる方、そして去っていかれる方を励ますために開かれる会ですので、それなりのマナーがあります。

歓送迎会は、期待、緊張、感謝、寂しさなど、様々な気持ちが行き交う一味違った宴会です。

ですから、ただ食べて飲むのではなく、きちんとマナーを守って、気持ちの良い、そして心のこもった歓送迎会にしましょう。

(1)歓送迎会のマナー「主役を第一に」

歓送迎会は、数ある宴会の中でも、主役がはっきりと決まっている意味の強い飲み会です。その主役たちが心から楽しめる歓送迎会にすることが、最も大切なマナーです。

主役である「送り出される人」には感謝の気持ち、「これから加わる人」にはあたたかな歓迎の気持ち、を伝えるのがマナーでしょう。

具体的な行動としてのマナーとしては、

・その人の話に耳を傾ける
・その人が皆と話せるようにする
・食事やお酒も楽しめるように気を配る

などがポイントです。

(2)歓送迎会のマナー「挨拶」

歓送迎会では挨拶(あいさつ)も重要なマナーです。

残る人の中で一番偉い方が、たいてい歓送迎会の最初に挨拶します。

乾杯、歓談の後に、「加わる方」の紹介(と挨拶)、最後に「送られる方」の挨拶という順序が一般的なマナーです。

複数の方が挨拶する場合は、役職の高い方が後に挨拶する、というのが一般的なマナーです。

挨拶が終わるタイミングに花束や記念品などをプレゼントすると、歓送迎会も盛り上がります。

(3)歓送迎会のマナー「おもてなし」

歓送迎会の主役たちの「加わる理由」「去る理由」はさまざまです。ですから、歓送迎会の主役たちそれぞれに合ったおもてなしをすることが大事なマナーです。

「おもてなし」の具体的なマナーとしては、

・新入社員: 緊張をほぐしてあげる、さりげなく会社をアピールする
・寿退社や栄転で退職される方: 明るく送り出してあげる
・定年退職の方: 感謝と尊敬の気持ちをきちんと伝える

などがポイントです。

式次第

歓迎会の式次第の例をご紹介します。

(式次第1)開会宣言
「これより、○○株式会社 ○○部 ○○課長および○○さんの歓送迎会をはじめます」

(式次第2)新入社員・転入社員の歓迎の挨拶
「はじめに、○○部の○○部長より、ご挨拶をいただきます」

(式次第3)新入社員・転入社員の紹介
「今年度入社の新入社員を、○○課長よりご紹介していただきます」

(式次第4)新入社員・転入社員の自己紹介

(式次第5)退職、転出する人の紹介
「○月○日付けで○○支店にご栄転されます○○課長について、○○部長よりご紹介いただきます」

(式次第6)乾杯
「乾杯の音頭を○○部長にお願いいたします。お手元にビールのご用意をお願いします」

(式次第7)食事・懇談
「ご歓談ください」などとご案内します。

(式次第8)退職、転出する人の挨拶

(式次第9)閉会宣言・万歳三唱

司会進行の基本

歓送迎会司会進行の基本は、以下の通りです。

(1)開会の挨拶(司会進行役)

「本日はお忙しい中、ご出席いただきありがとうございます。
 只今より歓送迎会を開催いたします。」

(2)歓送迎会の趣旨を簡単に説明します。(司会進行役)

(3)挨拶(役職が一番上の人)

「はじめに○○部長より、一言ご挨拶をいただきます。」

「・・・。・・・。」(挨拶する人)

はじめの挨拶をすることになる人は、たいてい残る人(退職しない人)の中で役職が一番上の人になります。挨拶の内容は挨拶する方が考えてくるので、司会進行役は聞いていればいいです。

(4)乾杯((3)で挨拶をした人、または2番目に上の役職の人)

「ありがとうございました。それでは乾杯に移りたいと思います。
 乾杯のご発声は◎◎部長(●●次長)よりいただきます。
 ◎◎部長、よろしくお願いします。」

(5)ご歓談(司会進行役)

「それでは、しばらくご歓談ください。」

乾杯の後、たいてい拍手が起こります。その後すぐ言います。

(6)加わる人(歓迎される人)の紹介(司会進行役)

(7)加わる人の挨拶

「・・・。・・・。」

挨拶の内容は挨拶する方が考えてくるので、司会進行役は聞いていればいいです。

(8)送られる人(送別される人)の紹介(司会進行役)

(9)送られる人の挨拶

「・・・。・・・。」

挨拶の内容は挨拶する方が考えてくるので、司会進行役は聞いていればいいです。

(10)最後に、送られる人(送別される人)の中で役職が一番上の人の「締めの挨拶」となります。

「宴たけなわではございますが、最後に○○さんに締めの挨拶をお願いしたいと思います。
 ○○さん、よろしくお願いします。」

「・・・。・・・。」(○○さん)

(11)閉会の挨拶(司会進行役)

「本日はお忙しい中、ご出席いただきありがとうございます。
 以上で歓送迎会を締めさせて頂きます。
 ご協力ありがとうございました。」

各挨拶、締めの挨拶などは会社によっても違いがあるので、司会進行役になったら、必ず事前にその会社の歓送迎会の慣例を聞いておくべきでしょう。