マナーや服装、席順:歓送迎会の司会進行|マニュアル、案内文、マナー


寸志

歓送迎会での寸志について、ご紹介いたします。

歓送迎会で主賓となった方からは、原則として会費はいただきません。

しかし、事前に主賓の方から、会費の代わりに「寸志」としていくらか(何千円か)を包んで渡されることがあります。

例えば、中堅社員までは会費に相当する金額、管理職以上の場合はそれなりの金額を、寸志として用意されることがあります。

特に年配の方や管理職などの方は、寸志を包んで事前に渡すことが多いようです。

逆に若い方は、寸志を渡すなどの気遣いはしないことがほとんどです。

寸志をいただいた場合は、幹事は歓送迎会の中で「主賓の○○さんより、御厚志を頂いております」と披露するといいでしょう。

紹介するときは「主賓の○○さんより、寸志を頂いております」という言い方は誤りです。この場合は「寸志」ではなく「御厚志」となります。

また、主賓の方は、必ずしも「寸志」を渡すわけではありません。

職場の習慣によっては、寸志を渡す代わりに、後日、別の形でお返しをする場合もあります。

お返しを配る場合は、例えば会費の半額程度の予算で、お菓子などをお礼状とともに配ることが多いようです。

「寸志」は義務ではありません。幹事は、寸志については会社の上司や先輩に聞いて、それまでの会社のやり方に従うのが無難です。

主賓には、会費については何も伝える必要はありません。主賓に「会費はいりません」などと言うと、「寸志をください」と聞こえてしまう場合もありますので、注意しましょう。

服装について

歓送迎会での服装ですが、清潔感のある服装が一番だと思います。

男性ばかりであろうと、女性がいようと、デートではないのですから、あまり張り切った服装ではない方がいいように思います。

あまり服装に凝って、ひとり浮いてしまうと、逆に恥ずかしいです。

いつもの服装、例えば普段職場で着ているような服装で十分でしょう。

ただし、シティホテルの宴会場などが会場の場合は、少しカッコいいスーツなどの服装で行っても、会場では浮くことはないでしょう。

このときも、友人の披露宴に着ていくような服装は、やはり行き過ぎだと思います。

特に司会進行役や幹事は、きれいな服装で人前に出るのが最低限のマナーです。

着替えのスーツや汚れてもよい服装を別に用意しておくことをオススメします。

当日になって急に出し物の準備や荷物の搬入を頼まれたりで、スーツが汚れたりボタンが取れたりなど、あるかもしれませんので。

席順の基本

歓送迎会の席順の基本についてですが、幹事や若い人ほど入口に近いところに座るべきでしょう。

入口に近い場所が下座の席順だから、ということではありません。

幹事や若い人にとって、お店の人に注文を通したり、上司や先輩に気配りするためにも、全体が見渡せる席順の方が便利かつ有利だからです。

奥まった席順にでーんと座るのは、先輩や役職の上の人達に任せておきましょう。

また、大人数の歓送迎会のときに、若い女性だけが入口付近の席順にかたまって、そこだけで盛り上がっているのは避けましょう。

必ず2人ぐらいずつに分かれて散らばって座り、全体を盛り上げるようにしましょう。

座る席をあらかじめ決めておく場合は、席順を書いた紙を作って配る必要があります。

席順を書いた紙は、席次表、御席順表、御席表などと呼ばれます。

席次表は、どのテーブルに座っていただくかの席順を示します。

また、「あそこに座っているのは○○課長だ」というように、出席者同士の情報交換にも役立ちます。

席順は、中央の席が上席、離れるほど末席になります。通常は上席から、主賓、上司、先輩などの順になります。

席順表を作成して配布する場合は、以下について注意しましょう。

(1)お名前は間違えないこと。

(2)役職は正しく。

(3)コピーする前に、必ず上司や責任者に確認してもらうこと。

マナー(司会進行役・幹事のマナー)

歓送迎会のマナーについてご紹介します。

歓送迎会の司会進行役や幹事は、イベントの要ともいえるポジションです。

歓送迎会全体の準備や取り仕切り、当日は時間通りに進めること、そしてそれ以外にもマナーに注意しながら、さまざまな役割をこなさなければなりません。

(1)名前、部署名についてのマナー

まず気をつけなければいけないマナーとしては、歓送迎会の主役たち、挨拶される方、そしてその他の参加者などの名前や所属部署名などを、絶対に間違えないことです。

司会者は、歓送迎会のさまざまなプログラムで、参加者を紹介していくことになります。

中には初めて聞く名前、難しい名前、覚えにくい名前などもあるでしょう。プログラムの順番に通りに、しっかりと名前をメモしておきましょう。読み方や部署名は、事前にきちんと確認しておくことがマナーです。

(2)参加者の出番についてのマナー

歓送迎会が中盤から最後の方になってくると、話に夢中になったり、飲みすぎたりで、自分の出番を忘れてしまう人もいます。

司会者は、出番のある方に気を配って、早め早めに声をかけていくのがマナーです。出番になって急に声をかけられて、慌てだす人もいないとも限りません。

司会者は常に会場全体に気を配り、臨機応変な態度いることが大切です。

(3)衣服のマナー

司会進行役や幹事は、当日になって急に大きなプレゼントが届いたり、出し物の準備や荷物の搬入を頼まれたりで、スーツを汚してしまったり、ボタンが取れてしまったりすることがあります。

可能であれば、スーツの着替えや汚れてもよい服を用意しておくことをオススメします。きれいな衣服で人前に出られる心構えをしておくことが、特に司会者としての最低限のマナーです。

歓送迎会のマナー

歓送迎会のマナーについてご紹介します。

歓送迎会は、会社や学校などの団体で、新たに加わる方、そして去っていかれる方を励ますために開かれる会ですので、それなりのマナーがあります。

歓送迎会は、期待、緊張、感謝、寂しさなど、様々な気持ちが行き交う一味違った宴会です。

ですから、ただ食べて飲むのではなく、きちんとマナーを守って、気持ちの良い、そして心のこもった歓送迎会にしましょう。

(1)歓送迎会のマナー「主役を第一に」

歓送迎会は、数ある宴会の中でも、主役がはっきりと決まっている意味の強い飲み会です。その主役たちが心から楽しめる歓送迎会にすることが、最も大切なマナーです。

主役である「送り出される人」には感謝の気持ち、「これから加わる人」にはあたたかな歓迎の気持ち、を伝えるのがマナーでしょう。

具体的な行動としてのマナーとしては、

・その人の話に耳を傾ける
・その人が皆と話せるようにする
・食事やお酒も楽しめるように気を配る

などがポイントです。

(2)歓送迎会のマナー「挨拶」

歓送迎会では挨拶(あいさつ)も重要なマナーです。

残る人の中で一番偉い方が、たいてい歓送迎会の最初に挨拶します。

乾杯、歓談の後に、「加わる方」の紹介(と挨拶)、最後に「送られる方」の挨拶という順序が一般的なマナーです。

複数の方が挨拶する場合は、役職の高い方が後に挨拶する、というのが一般的なマナーです。

挨拶が終わるタイミングに花束や記念品などをプレゼントすると、歓送迎会も盛り上がります。

(3)歓送迎会のマナー「おもてなし」

歓送迎会の主役たちの「加わる理由」「去る理由」はさまざまです。ですから、歓送迎会の主役たちそれぞれに合ったおもてなしをすることが大事なマナーです。

「おもてなし」の具体的なマナーとしては、

・新入社員: 緊張をほぐしてあげる、さりげなく会社をアピールする
・寿退社や栄転で退職される方: 明るく送り出してあげる
・定年退職の方: 感謝と尊敬の気持ちをきちんと伝える

などがポイントです。