司会進行と幹事、式次第など:歓送迎会の司会進行|マニュアル、案内文、マナー


歓送迎会司会マニュアル(その2) マイク

歓送迎会司会マニュアルとして、上手なマイクの使い方をご紹介します。

(1)歓送迎会司会マニュアル マイクとの距離

最近のマイクは感度の良いものがほとんどのため、あまり口に近づけなくても十分に声を拾います。近づけすぎると吐息や鼻息などを拾ってしまう可能性がありますので、口から10センチくらい離して使いましょう。

(2)歓送迎会司会マニュアル 持つ角度

マイクを持つ角度によっては、声が拾えないことがあります。マイクの横から声を当てるような持ち方をしたり、ぶらぶら揺らして持ったりしないようにしましょう。

(3)歓送迎会司会マニュアル 持つ場所

マイクを持つ場所が下すぎたり、指先でつまむように持ったり、小指を立てて持ったり、コードをもて遊んだりするのは、見た目に美しくありません。マイクの中央を握るように持ちましょう。

(4)歓送迎会司会マニュアル ハウリングに注意

ハウリングというのはノイズの一種で、マイクを使っている時に出る「キーン!」という金属音のような雑音です。ハウリングを防止する方法は、マイクをスピーカーの方向に向けない、マイクを持ってスピーカーの正面に行かない、スピーカーのボリュームを大きくしすぎない、前もってハウリングが起こりやすいセッティングを調べてそれを避けるようにする、などがあります。

歓送迎会司会マニュアル 話し方

歓送迎会司会マニュアルといえば、話し方や視線が重要です。

(1)歓送迎会司会マニュアル 堂々と胸を張る

内心かなり緊張していても、意外とそれは周りには判らないものです。司会・進行役は、堂々と胸を張って、姿勢よく立ちましょう。

(2)歓送迎会司会マニュアル 周囲の状況

座っている参加者の顔を一人ひとり見回して、周囲の状況を確認し、掌握しましょう。このように周囲の状況をあらかじめ把握することにより、その場の環境に慣れ、落ち着きを得る事ができます。

(3)歓送迎会司会マニュアル 視線

視線は、原稿を見るとき以外は、常に参加者の方を見るようにします。会場の真ん中あたりに視線を置くのが理想的です。

(4)歓送迎会司会マニュアル 話すスピード

視線は、話すスピードに合わせて左右に移していきます。時々会場の後方や前方を見るようにすると、自信を持った話し方に見えます。

(5)歓送迎会司会マニュアル 気持ちを込める

「おめでとうございます!」「残念でした!」などの言葉を言う時は、気持ちを込めて、心を込めて、言いましょう。あまりオーバーにならないように、できるだけ自然に言うのがポイントです。

乾杯

歓送迎会での乾杯についてご紹介します。

たいていの会合では、会の中ほどに乾杯があります。

そして、乾杯の前にはどなたかの挨拶があり、その挨拶をした方が、そのまま乾杯の音頭をとるケースが多いようです。

歓送迎会では、開会してから、一番最初の方の挨拶があります。会社に残る人(つまり、まだ退職しない人)の中で一番役職が上の人が、この挨拶をする場合がほとんどです。

つまり、一番お偉い方が、一番最初に挨拶をする、ということです。これはどんな会でも同じですね。

そして、その挨拶をした人が、そのまま「乾杯」の音頭をとります。

場合によっては、挨拶をした人ではなく、その次に偉い方(つまり2番目に上の役職の人)が、乾杯の音頭をとる場合もあります。

この挨拶から乾杯への過程は、その会社に代々受け継がれてきた慣例というかしきたりがあると思います。

挨拶は誰、乾杯は誰、ということは、司会の一存で決められることではないようです。

司会は、

「ご挨拶ありがとうございました。
 それでは乾杯に移りたいと思います。
 乾杯のご発声は◎◎部長(●●次長)よりいただきます。
 ◎◎部長、乾杯のご発声をよろしくお願いします。」

という言葉で、乾杯の音頭を促します。

「○○□□△△の前途を祝して、乾杯!!」

乾杯の後には、たいてい大きな拍手が起こります。

司会は、乾杯のすぐ後に

「それでは、しばらくご歓談ください。」

と言いましょう。

式次第

歓迎会の式次第の例をご紹介します。

(式次第1)開会宣言
「これより、○○株式会社 ○○部 ○○課長および○○さんの歓送迎会をはじめます」

(式次第2)新入社員・転入社員の歓迎の挨拶
「はじめに、○○部の○○部長より、ご挨拶をいただきます」

(式次第3)新入社員・転入社員の紹介
「今年度入社の新入社員を、○○課長よりご紹介していただきます」

(式次第4)新入社員・転入社員の自己紹介

(式次第5)退職、転出する人の紹介
「○月○日付けで○○支店にご栄転されます○○課長について、○○部長よりご紹介いただきます」

(式次第6)乾杯
「乾杯の音頭を○○部長にお願いいたします。お手元にビールのご用意をお願いします」

(式次第7)食事・懇談
「ご歓談ください」などとご案内します。

(式次第8)退職、転出する人の挨拶

(式次第9)閉会宣言・万歳三唱

司会進行の基本

歓送迎会司会進行の基本は、以下の通りです。

(1)開会の挨拶(司会進行役)

「本日はお忙しい中、ご出席いただきありがとうございます。
 只今より歓送迎会を開催いたします。」

(2)歓送迎会の趣旨を簡単に説明します。(司会進行役)

(3)挨拶(役職が一番上の人)

「はじめに○○部長より、一言ご挨拶をいただきます。」

「・・・。・・・。」(挨拶する人)

はじめの挨拶をすることになる人は、たいてい残る人(退職しない人)の中で役職が一番上の人になります。挨拶の内容は挨拶する方が考えてくるので、司会進行役は聞いていればいいです。

(4)乾杯((3)で挨拶をした人、または2番目に上の役職の人)

「ありがとうございました。それでは乾杯に移りたいと思います。
 乾杯のご発声は◎◎部長(●●次長)よりいただきます。
 ◎◎部長、よろしくお願いします。」

(5)ご歓談(司会進行役)

「それでは、しばらくご歓談ください。」

乾杯の後、たいてい拍手が起こります。その後すぐ言います。

(6)加わる人(歓迎される人)の紹介(司会進行役)

(7)加わる人の挨拶

「・・・。・・・。」

挨拶の内容は挨拶する方が考えてくるので、司会進行役は聞いていればいいです。

(8)送られる人(送別される人)の紹介(司会進行役)

(9)送られる人の挨拶

「・・・。・・・。」

挨拶の内容は挨拶する方が考えてくるので、司会進行役は聞いていればいいです。

(10)最後に、送られる人(送別される人)の中で役職が一番上の人の「締めの挨拶」となります。

「宴たけなわではございますが、最後に○○さんに締めの挨拶をお願いしたいと思います。
 ○○さん、よろしくお願いします。」

「・・・。・・・。」(○○さん)

(11)閉会の挨拶(司会進行役)

「本日はお忙しい中、ご出席いただきありがとうございます。
 以上で歓送迎会を締めさせて頂きます。
 ご協力ありがとうございました。」

各挨拶、締めの挨拶などは会社によっても違いがあるので、司会進行役になったら、必ず事前にその会社の歓送迎会の慣例を聞いておくべきでしょう。

幹事

歓送迎会の幹事になったら、いかにして会全体の雰囲気を盛り上げられるのかを考え、合わせて気配りもしましょう。

幹事にとって大切なことは、その会の目的、メンバー構成、年齢層、などの状況をよく考えることです。

そして、参加者の中で、特に誰に気配りをしなければならないのかを考えて、幹事としてどう行動するべきかを決めておくことです。

参加者が大人数の場合、幹事の権限で座席はあらかじめ決めておきましょう。

または当日、幹事の提案ということで、例えばくじ引きなどで、男女交互に座らせるなどです。自由に座らせると仲のいい女性だけで固まって、上司が一人で取り残される、ということになりがちです。

歓迎会では、場の雰囲気になじめない方(新メンバーや新入社員など)も出てくる可能性がありますので、幹事としては注意する必要があります。

うまくコミュニケーションのきっかけが作れるようなアトラクションも考えておくと、より盛り上がります。例えば、幹事が司会者となってのゲームや質問コーナーなどです。

幹事を引き受けた以上、自分も飲んで食べて楽しもう、と期待するのはきっぱり諦める事です。

イスには座らないで、常に会場全体に目を配っていなければ、幹事として失格です。

幹事は常に、全体の進行、時間配分、雰囲気、盛り上がっているかどうか、お酒や料理の進み具合、などをチェックして、すみやかに細やかに対応していかなければなりません。

場がしらけてきたときには、時間を早めて次のプログラムを始めるなど、臨機応変な対応が求められるのが幹事です。

会社の歓送迎会であれば、店選びや予算は幹事の独断で決めずに、必ず上司に判断を仰いでください。

司会

歓迎会の司会を突然頼まれたら、あなたはどうしますか?

断る・・・それもいいかもしれません。でも、せっかく頼まれたのなら、司会やってみましょう。きっといい人生経験と想い出になるはずです。

歓迎される人、送別される人、その他の人にも「今日の歓送迎会、良かったな!」と思われるような良い司会をするためのポイントを、ご紹介します。

上手な司会をしようとは思わないことです。むしろ、「盛り上がる」司会をするように、心がけましょう。

(1)話し方

話すときは顔を上げること。下に原稿があっても、ずっとその原稿を見ていてはダメです。

イメージとしては、ニュースキャスターのように、原稿をチラッとみてはカメラ目線、と同じです。原稿をチラッと確認したら、話したい相手の顔、または目、または歓送迎会の会場全体を見ます。

ニュースキャスターやアナウンサーにでもなったつもりで、恥ずかしがらずに顔を上げて話をしましょう。

(2)マイクの持ち方

マイクは口元に近づけ過ぎないこと。口から10センチくらい離して持ちます。これで音は十分に届きます。

マイクスタンドを使うときは、自分で距離を調整してください。

マイクを口に近づけ過ぎるとどうなるのか。あなたの鼻息、吐息、舌がチャッと鳴る音まで拾ってしまい、拡声されて皆さんに聞かれてしまう、ということです。

(3)暗記しない

歓送迎会の式次第(司会の原稿)を丸暗記しようとしないことです。ニュースキャスターやアナウンサーでも、原稿を見ながら喋っています。

話すシロウトの私達は、司会として全体の流れと要点だけを頭に入れておけばいいのです。

一言一句暗記して、その通りに喋ろうという真面目な方がたまにいます。

しかし、そういう方に限って、一言間違えた瞬間に全てが崩れ落ち、頭の中は真っ白、次の言葉が出てこず、歓送迎会の場は白けてしまいます。そんな危険を冒すのはやめましょうね。

挨拶(あいさつ)

歓送迎会では、挨拶(あいさつ)が重要なイベントです。

気の置けない同僚達だけでこじんまりと行なう送別会や歓迎会では、挨拶はあまり重要視されないと思います。

しかし、会社や部署のきちんとした行事として行なう歓送迎会では、色々な役職の方々が挨拶されることになります。

歓送迎会の基本的な進行と挨拶は、以下の通りです。


(1)歓送迎会の開会の挨拶をします。

(2)まず最初に、幹事(または司会進行役)が歓送迎会の趣旨説明を行ないます。

(3)次に、一番はじめの挨拶があります。この挨拶をすることになる人は、たいてい残る人(退職しない人)の中で役職が一番上の人になります。この挨拶は短めがベターですね。

(4)(3)で挨拶をした人が、そのまま「乾杯」の音頭をとります。

(5)乾杯の後は「ご歓談」となります。

(6)次に、加わる人(歓迎される人)の「紹介と挨拶」となります。

(7)次に、送られる人(送別される人)の「紹介と挨拶」となります。

(8)最後に、送られる人(送別される人)の中で役職が一番上の人の「締めの挨拶」となります。


歓送迎会などでは、参加する人の中で役職の高い方がより後に挨拶をする、という順番で進めていくのが一般的です。

(8)で挨拶をされる人に、挨拶の終わりを見計らって花束などをプレゼントすると、歓送迎会もグッと盛り上がります。

進行(司会進行役)

歓送迎会の進行・司会進行には、配慮が欠かせません。

歓送迎会とは、歓=「歓迎会」と、送=「送別会」を同時に行うときの呼び方です。

つまり一つの会に、迎えられる人と送り出される人が、両者同時に参加している集まりです。通常よくあるどちらか一方のためだけの集まりではないので、両者に対する配慮が必要となるからです。

しかし実際には、この「配慮」と言うものが、簡単なようで案外難しいものなのです。そしてこの配慮は、大部分が司会進行役にかかってきます。

新しい組織やグループに迎えられる人、つまり歓迎される人は、これからこの新しい人間関係の中に組み込まれていくわけです。

ですから、司会進行側の配慮、そして気の効いた言葉の言い回しなどで、その人がスムーズに違和感なく入って行けるようにする必要があります。

迎えられる人は、まだほとんどその組織に慣れていません。しかしその人が歓迎会の主役です。ですから、古参たちだけで盛り上がったりするようではいけません。

迎えられる人を積極的に輪の中に入れて、上手く馴染ませていくように運んでいくのが、歓送迎会の進行での重要なポイントです。

また、迎えられる人ばかりに気を取られていてはいけません。歓送迎会ですから、その同じ場所に送り出される人もいるのです。ですから、送り出される人にも同じように配慮しましょう。

送り出される人には、気持ちよくお別れを言ってもらえるようにしたいものです。

そこで、送り出される人には「ねぎらい」の言葉を掛け、今までその会社で一生懸命に頑張ってくれたことに対するお礼の気持ちを贈りましょう。

こういった配慮、ねぎらいの言葉や上手い言葉回しなどが、歓送迎会の進行でもっとも大切なことです。